白夜

ユーロスペースブレッソンの『白夜』を観ました。3人が同じ動作でヒッチハイクをするところから始まるように、ブレッソンといえば馬鹿の一つ覚えで「手」「手」となってしまうけれど、ギョーム・デ・フォレが街を徘徊するショットで彼がただの一度もポケットに手を入れる素振りを見せないことに感動してしまった。こういう所で北野武の『その男、凶暴につき』なんかを思い出す。

 

そのちょっと前にイメフォのアラン・ロブ=グリエ特集で『ヨーロッパ横断特急』と『嘘をつく男』を観た。『ヨーロッパ横断特急』は予告で列車内の銃撃戦らしくものが映ってたので一番マシかなと思ったけど、全然チェイスがなくてつまらない。『嘘をつく男』も勿体ぶっていてつまらない。気が向いたら他の作品もとは思うけど、新作とかフリードキンを優先したいかな。

 

最近ハマっているのがLord Apexっていうロンドンのラッパー。今年の9月に出ているThe Kountと組んでるS.O.I.L.-EPがそこそこ良かったので、他に聴いてみたら2015年に出ていたHyōkō meisōってのが中々良くてリピートしている。

 

全然知らなかったけどSenzoっていうビートメイカーと組んでる2曲が特にかっこいい。いかにもSP-404で組んだみたいなLo-Fiビートなんだけどネタ使いが上手いからドープ。夜に聞くと良い感じです。Bandcampに音源は上がってますので良かったら。